本が好きな作家が集まって、出版社を作りました。
作家自ら手を掛けた、こだわりの作品です。
然文堂は、桜坂詠恋、海月いおりによるユニットです。
然文堂の書籍は、全てKindleによる電子書籍となっており、こちらで直接書籍の販売は行っておりません。
書籍の詳細については、下記の書籍表紙をクリック、Amazonサイトにてご確認下さい。
10/2発売!
リストランテ・アロート・ポファジュン。 その名に隠された意味を知った時、あなたは凍りつく
平凡なトラックドライバー・成田が足を踏み入れたのは──
評判の隠れ家レストラン《リストランテ・アロート・ポファジュン》。
だが、客が豚のように貪り食うその特別な料理の裏に潜んでいたのは、人間の理性を踏み越えるもの だった。
消えた同僚、厨房から漂う鉄と血の匂い、そして皿の上に供される『とろけるような旨味』。
その味に魅入られた者は、もう後戻りできない。
やがて成田は、監禁された遥香を発見し、狂気のオーナーとの死闘へと巻き込まれていく。
そして助けを求めるはずの食品センターで、待ち受けていたのはさらなる裏切りだった……。
人間は、ここまで堕ちるのか。
最後に明かされる店名の『アナグラム』が示す真の意味とは──?
背筋を凍らせる戦慄と、胃の底を抉るような衝撃。
エンターテインメントサスペンスホラー!
愛した人は別人だった──。5分で読めるミステリー!(受賞作品も同時収録)
「ニセモノ」
定年間近の刑事、安西が出会ったのは、突如として夫を轢き逃げで失った、妻・三枝子。しかし、捜査が進むにつれ次第に明らかになる、夫のとある奇妙な矛盾。なんと、彼女が愛した筈の夫は別人だった!
混乱する三枝子、そして徐々に姿を驚愕の真実。
安西が定年を前にして対峙した最後の事件は、「ニセモノ」と「本物」が交錯する奇妙な事件だった!
「似せ者」
ひき逃げ事件の背後に隠された闇を追う若手刑事・磯山は、捜査の過程で次々と名前と戸籍を捨てて逃亡する男「梶原」に辿り着く。しかし、梶原がなぜ過去を捨て続けるのか、その理由は未だ謎に包まれていた。
かつての師であり元刑事の安西の助言を受け、磯山は梶原が東京で犯した罪と、彼を追い詰めた過去の真相を紐解いていく。
戸籍を捨てるたびに新たな人物となり逃げ続ける男と、それを追う刑事のミステリアスな人間ドラマ。
果たして彼らが迎える結末とは──。
「ミニマリスト」
完璧主義でミニマリストなインフルエンサーのさやかは、生活感のない住空間をSNSに投稿し、多くのファンを魅了している。 ある日、友人である主人公が彼女の家を訪れるが、そこで目撃したのは「片付けすぎた」家族の姿だった。 美しく整った部屋の裏に隠された、彼女の狂気と悲しい動機とは──。
エブリスタ「超妄想コンテスト」、超短編賞受賞作。